英国で出会った赤毛のアン


イギリスでは、ルーシー・モード・モンゴメリの新婚旅行先を追っかけながら、ウエールズ最高峰スノードン、スコットランド最高峰ベン・ネヴィスに登って、湖水地方、ローモンド湖畔のウォーキングを楽しみました。エディンバラの書店で「赤毛のアン」とウォルター・スコットの「ロブロイ」を買い求めたところ、表紙がクラシカルですぎて、日本とのギャップの差を感じました。


英国版

日本語タイトル『アンの幸福』は英国版ではAnne of Windy Willows、米国版ではAnne of Windy Poplarsです。モンゴメリがつけたタイトルはWindy Willowsの方でしたが、米国側出版社がケネス・グレアムのThe Wind in the Willows(邦訳:たのしい川辺べ)を連想してまうとのことでWindy Poplarsと名づけたそうです。いつも米国版がそのまま印刷され本となる英国が、めずらしく独自に活字を組んだことになります。当時の英国人はポプラについては何も知らなかったそうです。私も実はポプラと柳の違いがわかっていません。


ウォルター・スコット

アンが好きだった英国の吟遊詩人ウォルター・スコット。アンの物語では『湖上の美人』や『マーミオン』が登場します。またモンゴメリいわく“私は沢山の小説に出会うチャンスには恵まれませんでした。当時小説というものは、子供の読みものとしてはあまり認められていなかったのです。我が家にもあった小説といえばスコットの『ロブ・ロイ』ディケンスの『ピクウィック・ぺーパー』だけでしたから、私は全編を暗記するぐらい何度も読みかえしたものでした。”



My travel photo

湖水地方

ベン・ネヴィス

ホテルでお弁当を用意してもらいました。サンドイッチとバナナとポテトチップスにチョコ、そしてオレンジジュース。翌日は筋肉痛でした。

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