シンガポールで見つけた「赤毛のアン」

清秀佳人(Qing Xiu Jia Ren)

北京語でチン・シィォウ・チィア・レンと発音する「清秀佳人」とは、綺麗な人のことです。お化粧をほどこして綺麗になった人ではなく、自然な美しさ、内面的な美しさもった人のことを言うそうです。

シンガポールは多民族国家ですから、様々な文化、宗教、言葉が日常生活にあります。主な言語は英語、中国語、マレー語、タミル語ですが、街の書店では圧倒的に英語の本が多く置かれその一角に中国語の本が置かれています。会話では民族語を話しながらReadingは英語なんですね。マレー語やタミル語の出版物は需要が低いため、街の大型書店で売られることはなく、アラブ街やインド街などそういった場所で買い求めるそうです。また、シンガポールではモンゴメリのペーパーバック(英語)が数多く店頭に並らべられていました。アンシリーズ以外の、『マリーゴルドの魔法』『青い城』『果樹園のセレナーデ』なども見かけられました。


天路歴程

 シンガポールの書店で赤毛のアンを探しているとき、ふと目に止まった「天路歴程」。手にとって中を見てみると挿絵と漢字が美しくマッチングしていて、ついつい購入してしまいました。

 モンゴメリのエミリーシリーズのエミリーが大好きな『天路歴程』は、日本でも出版されていますが、中村妙子さん訳の『天路歴程物語~危険な旅』が読みやすかったです。この本は1985年にイギリスで放送されたアニメを元に作られたものなのでイラストも、とても見やすく私の乏しい想像力を助けてくれました。ルイザ・メイ・オルコット著の「若草物語」に出てくる4姉妹の「巡礼あそび」はまさに天路歴程のことですね。


My travel photo

多民族国家のシンガポールは、屋台やフードコートで世界中のグルメが堪能でき楽しいです。また、路線バスで隣国マレーシアのジョホール・バルにも訪れグルメを楽しみました。ジョホール・バールはシンガポールの雰囲気と違って、なんとなく物騒で、国境の街であることを感じました。

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